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Kiss and Fly's Review

 

鬼束敏史

The REAL JAZZ Project Producer


彼女はワイン。
ピアノという樽に勢いよく注ぎ込まれた。ピアノの香りを纏ったワインは、情熱溢れる疾走感と共に鍵盤を満たす。ピアノの縁から零れた雫は歌声となる。陽に照らされた白く輝く葡萄の葉の質感。収穫された音をテイスティングし楽しんだ。

 

片山行茂
株式会社ソアーズ・ミュージック
心斎橋Soap opera classics/心斎橋SOARS MUSIC LAB

梅田amHALL   代表取締役


松尾優の武器とも言えるクラシカルでポップな疾走感がとても心地良い。目を閉じて聴いていると、まるで高速道路をドライブして、窓に流れる緑や空の景色を味わうような曲たちに心が連れて行かれる。
最後の曲を聴き終えた頃には都会の喧噪から離れ海岸に辿り着いたような気分になった。


 

松島直哉

フリーランス コピーライター・プランナー

外国人観光客向けフリーペーパーENJOY KYOTO エディター&ライター

 

アルバムタイトル「Kiss & Fly」というのはフランスやアメリカの空港で見かけるフレーズで、旅立つ人をクルマで見送りに来た人たち向けの一時停車場のサインに記されているものだ。そのタイトルがあらわすようにアルバム自体がひとつの旅の道程のような印象を受ける。華やかな旅立ちがあり、いろんな人との新しい出会いを経験して成長し、やがて見慣れた街へ戻ってきて親しい人たちと再会する、とでもいうような。
彼女の音楽は、サブカルチャー的なアヴァンギャルドさや、新時代到来を予感させる先進性を競うタイプのものではなく、むしろいまどき貴重といってもいいくらいアレンジもメロディラインもまっすぐでストイックで、とてもシンプルなものとなっている。その点は新しもの好きの若者にとっては、もしかしたら退屈に感じる人もいるかもしれないとさえ思う。しかし、奇をてらうことなく、こうした普遍的な音楽の中で自分らしさを表現しようとすることのほうがかえって難しいということは、多くの大人たちが知るところであるし、そこにこそぼくは好感を持つのだった。できれば、最初は何も考えずにいちどアルバムを通して聴いてみて、それから歌詞カードを見ながらじっくり聴きこんだら、三回目はぜひ大きな声でいっしょに歌ってほしい(ピアノ曲のあいだに水を飲んだりするのもいいだろう)。
彼女自身このアルバムによって全国のCDショップでのデビューを果たし、新しいステージへと旅立っていくことになる。ぼくは(そしてこれを読んでいるすべての人たちとともに!)「Kiss & Fly」と書かれたサインの前に立ち、チークトゥチークで挨拶を交わし、ありったけのキスを投げては、千切れんばかりに大きく手を振って「いってらっしゃい!」とせいいっぱいの声で叫びながら、そんな彼女の輝かしい出発を見届けようと思う。

秋葉隆

Live Spot RAG 店長

松尾優ちゃん、彼女との出会いはシンガー小倉ユウゴ君の紹介で、彼のレコ発ライブのオープニングゲストとして初めてRAGに歌いに来た時。
的確に、良く回る指先。鍵盤からこぼれる様に、あふれる様に紡ぎ出される音たち。
まるでRAGのピアノがすごく喜んでるみたい…
そして何よりも、真ん中をつかんで離さない、しっかりと筋の通った声。正直、やられちゃいました。
『Kiss and Fly』、そんな彼女がまるごとパッケージされている、だけで無くっ、未だ見ぬ彼女が、より進化した松尾優がここに生き生きと息づいている。
全7曲、それぞれがかなりのバラエティーに富んでおり、
それでいて全曲通してに伝えたいであろう、一貫した彼女の想いを感じる。
最初から最後までが集大成の一曲かのごとく、あっという間に入り込んで来る、そんなアルバム。こりゃ~もう!ツアーファイナル・ライブ、楽しみで仕方がないじゃぁあーりませんかっ!!


 

平井淳一

京都祇園SILVER WINGS オーナー・店長

着飾っていたり、スッピンであったり。無邪気な子供であったり、色香をはなつ大人であったり。前向きであったり、後ろ向きであったり。夢を見たり、現実を見たり。未来を思ったり、振りかえったり。
そんな特別でなく誰もが持っている多彩な日常。普通の女性であるということ。それらを多彩な音で、素直な言葉で、決して押しつけることなくありのままに。そして言葉にならない情景は音だけに託し、聴く者に委ねつつも確実に伝えている。
2011年12月23日、SILVER WINGSで行われた松尾優の初ワンマン。
そう言えばあの日、彼女は歌とインスト、ふたつの才能を松尾優とキャサリンという2つのキャラクターで演じていた。歌とインスト…。一見混ざり合わないこのふたつが今回ひとつとなって見事に調和している。そこに松尾優の成長をあらためて感じた。
彼女の魅力を聴いてほしい。


 

垣崎 鋭光

心斎橋ブラステ オーナー

アルバム全体を通して、BGMとしても聴き心地のいいアルバム。
ピアノのインストもかなりいい仕上がりで、聴いてると色んな情景が想像でき、ワクワクする。
そのピアノのテクニックに松尾優の大人の色気のある声が凄く心地いい。ずっとリピートして聴いてられるアルバムです。
千度聴いてみてください!

 

NY 在住の友人が、「Kiss and Fly」を聴いて

浮かんだイメージを絵に描いてくれました。

 

"The songs take me to a perennial happy cloud." 

                    by Sei

 

角谷光裕
JEUGIA三条本店


愛らしい浮遊感のあるジャケットからは想像もできない程密度の高い良質の音楽。
彼女がもつ甘い歌声や超絶テクニックが反映されたピアノソロはもちろんの事、アレンジやフレーズもケルト音楽やラテン音楽等を見事に消化し反映させ、また80年代サウンドが好きな諸氏もニヤリとさせるような雰囲気の曲もあり、楽曲的なバラエティに溢れ聴く者を飽きさせない作り。
一度聴くだけでなく繰り返し聴く事で、
益々曲の良さにハマっていく1枚です。


 

川合鉄平

shibuya gee-ge.ブッキングマネージャー  

 

松尾優みたいな子、一見普通にいそうなんだけど、実際全然いないの!

JD的乙女感を持ちながら、全てを委ねて甘えたくなるような母性もあってさ、

教育者とプロデューサーと実業家と女王様の片鱗もはんなり見せちゃう!

初の全国流通?そりゃあもちろんメデタイけど、

この子のポテンシャルはワールドクラスですから!!!

ヒロ

Modern Tims オーナー


彼女の唄、彼女の奏でる

音色には、光を感じます。
キラキラとした木漏れ日の中を

花歌を唄いながら散歩するような、

そんなひと時を。

土屋友人

下北沢 SEED SHIP


まるで鍵盤の上を小さな小悪魔と言う妖精が走り回って、それが音楽になっているような感覚を覚えました。この小さなキラキラした円盤自体が松尾優そのもの。

 

西村広文

アカシアオルケスタ

ポップでキャッチーな女性ボーカルと技巧派の女性ピアニストの2人組ユニットというのは個人的に好きな形態であります。
このユニットのピアニストは確かなテクニックで、なかなか自己主張の強いプレイをします。
ボーカルを差し置いて、ピアノインストを数曲CDに挟んでくるあたりが自信のほどを物語ってます。
しかしこのユニットのボーカルはそのガツガツしたピアノの上に、ふわっと簡単に乗っかってみせます。
せめぎ合いつつバランスを保つというのは声と楽器のユニットにはなかなか大変なことなんですが、この2人はとてもいい。
しかしまだまだこんなもんじゃないでしょう。今後に期待したい女性ユニットですね。
松尾優。
…………あれ?一人なん?そりゃすげーわ。


 

佐々木朝英
(株)小樽ベイシティ開発ウイングベイ小樽イベント担当

2年前の私と松尾優を知らないといふそこのあなたへ、

知らなかった後悔など忘れさせてくれる煌びやかな音色に素直に歓喜してください。
 

亀井伸幸

CMディレクター(企画 演出・脚本)

空間とか奥行きを感じさせてくれる心地良さがあります。
松尾優さんには、CMに、ドラマに、数々の楽曲を使わせていただきましたが、どの楽曲も聴いていくうちに頭の中に映像が走り出します。
今回の音源も聴く者に「情景を感じさせてくれる」ハートに満ち溢れています!

 

kainatsu

シンガーソングライター

 

白鍵と黒鍵の海に解き離れた優ちゃんの無敵さがさらにパワーアップしている!!

迷いのないピアノの音色。

艶っぽいのに少女のあどけなさも漂うある歌声。

見ちゃダメだ見ちゃダメだと思いながらも我慢出来ずに振り返って目が合った瞬間、虜にされてしまうような魔力があるんです。優ちゃんには。

わたしにもその力、少し分けてくれますか?笑

 

 

 

竹上久美子

シンガーソングライター

 

スピーカーから最初の音が鳴った瞬間、
部屋が「ピアノを愛する人の音色」で包まれました。

ピアノへの愛情、歌への愛情、
出会う人や、訪れた場所への愛情・・
愛にあふれたこの作品、たくさんの人に届いてほしいです。

 

大江伸夫

自動車販売会社代表取締役

「(非常勤)講師やってます!」と聞いたときは、
「子供が子供を教えるの!?」と思わず云ってしまいましたが、
子供と大人の境目ってなんだろうと考えさせられます。
陶芸家河井寛次郎さんの言葉があります。
「過去が咲いている今、未来の蕾でいっぱいの今」
これが松尾優かなあと想います。
今の日本に必要な女の子(これって子供?大人?)かもしれません。
ぜひ、聴いて、感じとってください。

Recording support member

小倉ユウゴ

(レコーディング、ミックス、マスタリングエンジニア/シンガーソングライター/ミュージックオフィスクラウド代表)

まず、今回の制作はグランドピアノ選びから始まりました。
候補のスタジオをいくつか用意し、一番今回の作品にあったスタジオを4日間貸し切ってピアノレコーディングを行いました。
松尾優の確かなピアノテクニックは初日から健在でしたが、日を追う毎により表現、

よりハイレベルなテイクを追求する彼女に変化していきました。
彼女は自分と戦い、時に僕とも様々な議論を交わしながら作業が進むにつれ、妥協を許さない現場の空気に変化していきました。
今回の作品で一番鍵となるのが「教室の窓から」だと思います。
初めてこの曲を聴かされた時、歌詞はまだ未完成で、 どんな結論にするか彼女は悩んでいました。
その日、バイオリンを入れた方が良いという僕の意見に賛同してくれて、すぐにバイオリンとチェロの譜面を書き上げてきました。
これが、名アレンジャー松尾優誕生の瞬間でした。そして、出来上がった歌詞の結論を見て、今作の成功を確信しました。
子供達の悩みをこの唄が解決出来なくとも、描いた未来に近づきたいという希望を、

皆が持って良いという救いの唄になったからです。
ミックスにおいては、「ピアノとバイオリン、チェロ、唄が全て主役の作品にしたい」 と言い出したとき、最初僕は戸惑いました。
よくあるピアノボーカリスト作品のように、唄が主役で他は唄が栄えるバランスと思っていましたが、弦の譜面を書いている時から、このイメージが明確だったようで、意図を理解した上で、締め切りギリギリまで何度もバランスを微調整しました。
又、松尾優は、 コーラスアレンジも旋律やコードトーンに沿わせ、大変巧みに仕上げてきます。
ピアノ、唄、アレンジなどを本人が全て手掛けているので、松尾優の仕事量を考えると、今回の作品はフルアルバムと同じくらいか、それ以上に聴き応えのある大作に、いや名盤に仕上がったと思います。

Guitar:内田心晴 (Um..street)


NEWアルバム発売おめでとうございます。全曲聴かせてもらって、いっぱい書きたい事はありますが、かなり長くなりそうなので一言で。
ただただ最高です。
彼女がまだ19歳の時、こんなにも惚れ込ませてくれるアルバムを作るとは想像もできなかったです。
何度聴いても飽きない。何度も聴きたくなる。そんな聴きごたえのある一枚だと僕は思います。
素晴らしいアルバムの制作に参加させていただいて心から感謝してます。

Bass:TU-KO (シンガーソングライターベーシスト)
 

松尾優
まずは私思うに大人と少女の見事な融合。
踊るピアノに艶めかしい歌声。
歌う指達、無邪気な旋律。
そして多数の個性の共存により、見るも聴くも毎回発見の連続で、卓越した鍵盤テクニックがそれらをまとめ、そこには芯のある説得力が生まれる。
インストのような指裁きに甘く激しい歌声を自然にのせてしまう、技と個性の百貨店はこれからも出会うもの全てを魅力しける事でしょう。
これが私の思う松尾優。
これが私の感じる松尾優。
あぁ素晴らしきかな松尾優。

 

Drums:江口匠 (Baa Baa Blacksheeps)


昼下がり、一息ついた後に聴くともうひと頑張りしようという気にさせてくれます。
松尾優流の、愛を込めた背中の押し方を感じてみてください。

Drums:梶谷遼平 (MILKBAR)
 

高い演奏技術とセンスでピアノインスト作品として成立しながら、驚かされたのはそのメロディーセンス。
古き良き歌謡曲から現代のJ-popsまで歌い分ける遊び心溢れる大変「POP」な一枚。
ついつい口ずさんだあなたはもう松尾ワールドの虜です。

Violin:水野 万裕里

 

優ちゃんの透明感溢れる歌声、ピアノが奏でる素敵なメロディ...

本当に素晴らしい曲たちです!

ぜひ皆さん聴いてください!!

今回のアルバムに参加できてとても嬉しいです♪

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